伊豆大島のヒメハルゼミ(本土のヒメハルゼミも同じ)は周辺の個体が鳴き出すと初めは短く”ジーオー、ジーオー・・・ジジジジジー”
と鳴く。この”ジジジジジー”(三角の印)の部分が重なるとヒメハルゼミ特有の雨が降ってきたような合唱になる。
続けて鳴き上げてゆくような”ジーオー、ジーオー・・・ジジジジジー”を繰り返し、”ジジジジジー”の部分はだんだん短くなる
奄美大島のものは、ややゆっくりとした抑揚の少ない”ジーオー、ジーオー・・・”の繰り返しだけで、
伊豆大島の個体にあった”ジジジジジー”(三角の印)の部分はほとんどない。したがって雨が降ってきたような合唱にはならない。